213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:24:12.72 ID:UYdO573Zo
ドアの一つを開けて、寝室と思しき部屋に入って。
そこにはマミさんがいた。
「マミ、さん」
とても穏やかに、眠っていた。
その寝顔はとても安らかで、とても幸せそうだった。
「マミさん」
ほんの僅かに寝息が聞こえて。
それはマミさんの生きている証で。
ソウルジェムも、少し濁ってはいるけれど無事にそこにあって。
だけど掛ける声に返事はない。
わたしの瞳に映るマミさんは、もう、憧れた魔法少女ではなくなっていた。
かつてマミさんだった人。
深い深い眠りに就いて、きっともう、目覚めない眠り人。
無駄だと分かっていながらも。
声を掛けて、揺り起こそうとする。
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