287:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:55:07.76 ID:HSNU4VB3o
喜びがあった。
怒りがあった。
哀しみがあった。
楽しみがあった。
288:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:55:38.31 ID:HSNU4VB3o
「ここまで来たよ」
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:56:43.27 ID:HSNU4VB3o
【Side:???】
ゆっくりと視界が開けていく。
290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:57:44.31 ID:HSNU4VB3o
手も足も、体も顔も、どこもかしこもキズだらけ。
痛みが鮮明に、まるで今体験したものであるかのように、私の体の上でその存在を主張する。
体だけでなく、また心も、ぼろぼろだった。
291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:58:46.15 ID:HSNU4VB3o
「違うよね」
292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:59:31.77 ID:HSNU4VB3o
「約束する。絶対に、無駄になんてしないって」
293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:00:23.70 ID:HSNU4VB3o
――――そして、目を覚ます。
開いた目に飛び込むのは天井。
いつも見てきた、何度も見てきた、白い古ぼけた天井。
294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:01:06.44 ID:HSNU4VB3o
「おかえり、ほむらちゃん」
295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:01:50.95 ID:HSNU4VB3o
窓から日差しが差し込む。
白と黒しかなかった病室は、次第にオレンジ色で染められていく。
陽光が照らし出すまどかの表情は、私が心から求めて、そして得られなかったはずのもの。
296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:02:17.76 ID:HSNU4VB3o
「ありがとう、まどか」
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