295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:01:50.95 ID:HSNU4VB3o
窓から日差しが差し込む。
白と黒しかなかった病室は、次第にオレンジ色で染められていく。
陽光が照らし出すまどかの表情は、私が心から求めて、そして得られなかったはずのもの。
笑っていた。
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、笑っていた。
「わたし、がんばれたよ」
「あなたのこと、取り戻せた、よ…………」
涙を流して笑いながら、まどかはそう語りかける。
彼女はやっぱり、私なんかより、ずっとずっと強かった。
428Res/302.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。