314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/11(水) 00:25:14.28 ID:83RZktFxo
「まどか、待って」
屋根を伝い空を駆け、巴マミのマンションの正面に辿り着いた時。
こんな深夜に感じるはずのない視線を感じて、先頭に立つまどかを呼び止める。
私だけではなく、まどかも、さやかも、それには気付いているようだった。
でも、二人はそう深刻そうな顔をしていなかった。
どちらかというと、愛しいものを見るような、そんな目をしている。
「仁美ー」
「仁美ちゃん、隠れなくていいよ」
「全く、敵いませんわ」
マンションの陰から出てきたのは、確か……志筑仁美。
二人の学友で、時々上条恭介を巡ってさやかと争い、結果としてさやかが魔女になってしまう一つのトリガー。
思わず身を構えたが、まどかの視線にそれを止められる。
大丈夫だからと。
そう目が言っている。
ゆっくりと歩み寄ってきた志筑仁美が、穏やかな表情で言う。
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