315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/11(水) 00:26:34.93 ID:83RZktFxo
「また病室がもぬけの殻だと連絡を受けて、勘を頼りに張り込んでいたのですが」
「どうやらその様子では、私の役目は終わったようですわね」
その言葉は私に向けられていた。
ほとんど面識もない彼女は、それでも何故か、私の事を見ていた。
「何か足りないと思っていたんです。あなた方はどこか不完全だと」
「私に何か出来るのなら、と行動したまではよかったのですが」
「話を伺った時、とても私に御しきれる問題ではないと、はっきり思いました」
「きっと私に出来ることは何もないのでしょう」
「あなた方と同じ場所に立つことさえ許されない。でも、それでも、私はあなた方の友人です」
「口出しはしません。話が分からなくとも説明も求めません。ただ、傍に居させて頂けませんか」
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