過去ログ - まどか「勇気を」
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37:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:02:47.68 ID:SvurrUL3o
開いたドアの向こう側に見えるのは。
人ではなく、猫。


「みゃああああああああー」
以下略



38:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:04:06.05 ID:SvurrUL3o

「おもてなしの準備もないんだけど」


部屋に通され、しかも紅茶にお茶菓子まで出されてしまう。
以下略



39:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:04:36.74 ID:SvurrUL3o

マミさんはそう言って、静かに黒猫の方に顔を向ける。
あのまま逃がしてやるわけにもいかず、私が入院している間、世話をしていてくれたらしい。
今はちょこんと座っている。
ちょっと退屈そうに毛づくろいをしているけれど。
以下略



40:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:06:08.51 ID:SvurrUL3o

そうして居心地のいい空間だから、時間が過ぎるのもとても早い。
気付けば、仁美ちゃんが時計を見ながら、慌しく立ち上がっていた。


以下略



41:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:07:10.94 ID:SvurrUL3o

申し訳なさやら照れやら安心やらで胸の内がごちゃごちゃになって。
何となく子猫を引き寄せて、ふとあることに気付く。


以下略



42:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:08:02.57 ID:SvurrUL3o


「ホム、でいいかな」


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43:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:10:01.23 ID:SvurrUL3o

それ以上、誰も何も言わなかった。
ただ少しずつ感情の波が引いて、落ち着くまで、わたしはずっとそうしていた。
そしてようやく、平静を取り戻す。

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44:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:11:19.43 ID:SvurrUL3o

まだ何か、果たしていない用件がある気がして。
お礼は言ったし、ホムのことも話したし、考えられる限りではすべて済ませたのだけれど。
そんな不確定事項を口に出せるわけもなくて。
結局わたしは黙り込んで、また松葉杖を握って立ち上がり、玄関から出て行くしかない。
以下略



45:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:12:13.27 ID:SvurrUL3o

「まどか、あんたどこ行くつもりなの!?」

「さやかちゃん、だってあの人、あのまま落ちたら」

以下略



46:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:12:48.58 ID:SvurrUL3o


「任せて」


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47:SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)[sage saga]
2011/12/30(金) 00:14:01.11 ID:SvurrUL3o

「魔女の口付けね」

「マ、マミさん! その人大丈夫ですか!?」

以下略



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