392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:32:10.66 ID:Z92gKdK4o
弦を強く引き絞る。
キリキリと張り詰めるその音は、やけに強く耳に残る。
それは正面からも発せられていた。
わたしの影は、わたしとワルプルギスの夜を結ぶ一直線上に割り込んで、黒い弓を構えていた。
絶望したわたしの成れの果て。
その奥には、もっともっとたくさんの、魔法少女の成れの果て。
彼女たちの祈りは、希望は、この身体に満ちていた。
わたしの心にあるのは、ただ愛しさだけ。
「もう、いいんだよ」
「あなたたちはもう誰も呪わなくていい。そんな姿でいなくたっていい」
それはとてもとても温かい。
それはとてもとても力強い。
だからそれは在るべき所へ。
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