406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 23:12:27.67 ID:Z92gKdK4o
呆けた顔の後に呆れ返った顔。
それでも恭介は、頷いて、約束すると言ってくれた。
まだ心臓のバクバクが収まらない。
答えをあそこで聞いていたら、心臓が止まっていたかもしれなかった。
でも、今のあたしには、一つ確信していることがある。
たとえその結果がどのようなものでも、あたしは、絶望などしないだろうということ。
「ねえ、ちゃんと言えたよ」
「あんたはちゃんと生まれ変わったのかな」
「どうか次は、幸せに生きてね」
空に向かって言う。
絶望の果てに死んでしまった自分に向かって。
どうかあなたの来世に、幸運のありますようにと、願う。
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