過去ログ - 男「自分が死ぬ可能性が見えるようになった」
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178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/17(木) 23:12:58.73 ID:0cAsfqNDO


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 それはまだ陰陽師や呪術師が多く存在し、人々から尊敬されていた遥か昔。

 私は現在を司る上級な神である母上と、様々な系統の術を極め、更に自身で新たな術を構築した“天才”とまで称された妖狐の父上の元に生まれた。


 本来は異種族との交わりは神、妖怪、共に“最上にして最低災厄の禁忌”とまで言われた。


 それでも父上と母上は互いに互いを愛し合い、禁忌を破り自身の身分や家柄を捨て逃亡した。


 そんな中で生まれたのが私だ。


 私は母上の無生物の時間を固定する力と、父上の術者としての才能を大幅に受け継ぐ。


 それは世界の脅威、人間にしても妖怪にしても神々にしても、私は忌み嫌われる存在でしかなかった。


 それでも父上と母上は私を見捨てず、最愛の愛娘として愛してくれた。


 私にとってそれが嬉しかった。




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