過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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139: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/16(月) 21:17:37.59 ID:6AV7Yszr0


「私は、兄の用事でちょっと」

そういえば、姫宮先輩は理事長の妹さんだったと、まどかは思い出した。
簡単な仕事なら手伝っているのかもしれない。
優しそうな人であったし、兄妹の仲もいいのだろう。


「私はこれから薔薇園に向かいますが、鹿目さんはどうしますか?」

「えっ、姫宮先輩の薔薇園ですか? ぜひ見てみたいです!」

「といっても薔薇しかありませんけど」


そんなことはない。
薔薇を育てているだけでも凄いのに、様々な種類の薔薇を育てるなんて、尊敬できることだ。

まどかは、薔薇を育てることがものすごく大変なことを知っている。
父親の知久も一時期チャレンジしたが、あえなく失敗に終わってしまった。
後にも先にも、知久が花を育てることに失敗したのはこれきりである。

それじゃあ行きましょう、とアンシーは校舎の方に足を向けた。

あわてて、まどかはその後についていく。
姫宮先輩はマイペースそのものだ。
あまり周りの動きに関係なく、自分の速度で何事も進めている。

まどかはいつも周りに翻弄されてばっかりだ。
どっしりと腰を据えた彼女のような生き方を自分も見習いたい。








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