過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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◆ctuEhmj40s
[saga]
2012/01/30(月) 22:16:57.05 ID:KZZc0D8n0
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食堂は賑やかだった。
ティーカップに紅茶を注ぐと、相変わらず薔薇の香りが芳しい。
しかし、この食堂でこの薔薇の香り嗅ぐのも最後だ。
それを考えると、やはり寂しくなる。
そういえば、寮に運ばれて目が覚めた時も時も、この香りが最初に気が付いたことをまどかは思い出した。
疲労で倒れたときのことをまどかは覚えていない。
あの日は外を散策していたような気がするが、その記憶はおぼろげだ。
自分が何をしていたのかも思い出せないほど、あの時の自分は疲れていたのだろう。
運よく通りかかった天上先輩によって寮に運ばれたらしいが、その時のことは全く覚えていない。
気が付いたら、寮の自室で寝かされていた。
話を聞くと、さやかも同じころ部屋で倒れていたらしい。
自分もさやかも、環境の変化で疲労が溜まっていたのだろうか。
結局、次の日は二人して授業を休むことになってしまった。
一度ゆっくり休むと、体の調子はすこぶる良くなった。
その前までの身体のけだるい感じはどこかに行き、すっきりと体は軽くなった。
それと同時に気分も良くなり、それまでの陰鬱とした気持ちが、嘘のように晴れ渡っていた。
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