過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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◆ctuEhmj40s
[saga]
2012/06/11(月) 00:07:03.41 ID:/S4PToSU0
「それに、あなた良い人ですもの」
「良い人? 知らない人間を脅迫する私のどこが良い人だっていうの?」
「友達のためにそこまで頑張れるのは、良い人くらいですよ」
そのとき、オーダーした紅茶と付け合せのお菓子がやってきた。
ウェイターがテーブルの上に丁寧に品を並べていく。
並べ終わると若いウェイターは「ごゆっくり」と挨拶をすると奥へ下がっていった。
紅茶を一口飲む。
味の良し悪しは正直よくわからない。
不味くはないことは分かるが、具体的にどう美味しいのかと聞かれると答えることは出来ない。
だが、飲んで気分が良くなるのは確かだ。
暖かい紅茶の香りと味は心に沁みわたるようだった。
向かいのテーブルからも良い香りがする。
バラのような香りは、また違った風情を感じた。
会話は自然と止み、静かな時間が流れた。
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