過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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471: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/06/11(月) 00:09:38.56 ID:/S4PToSU0


理解してもらう必要はない。ただ聞いてもらうだけでいい。


「まどかは消えてしまった。文字通り、世界からいなくなってしまったの。
もう誰もあの子のことを覚えていない。あの子の家族も、仲の良かった友達も」


自分が勝手にわけの分からないことを話し始めて、さぞや困惑していることだろう。

それでも話すことを止めようとは思わなかった。
自分は身勝手な人間だと、改めて自覚する。
自覚してもなお、止めようとしない自分にさらに気分が悪くなった。


「私がいけなかったの。私があの子の人生を台無しにしてしまった。
全部私が悪かったのに、それでもあの子は私のことを最高の友達だと言ってくれて。

私のしたことは、結局まどかを苦しめただけだった。
あの子のしたことは無駄じゃない。そんなことは分かっている。

でもまどかが幸せになったとは、どうしても思えない。
きっと今も、あの子はどこかで戦っている。
そこに人としての幸せは無い。
私は彼女から当たり前の人生や幸せを奪ってしまった。
そういうのが一番似合う子だったのに。

選んだのはまどか自身だけど、そうせざるを得ない状況を作ったのは誰でもないこの私なの。
そうなったら、迷わずその道を選んでしまうような子だってわかっていたはずなのに」








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