過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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◆ctuEhmj40s
[saga]
2012/01/08(日) 21:23:53.15 ID:CFFDnvTf0
「天上先輩とその桐生冬芽って、何かあったんですか?」
「へっ? な、なんで…?」
突然のさやかの質問に、ウテナは狼狽した。
そんなことはないだろうが、タイミングがタイミングだ。
心を読まれたかのような錯覚に陥った。
「だって七実って、天上先輩のこと目の敵しているし。それなら、その兄貴のことで何かあったのかな、と」
まどかは思い出す。そういえば、あの時七実は何かを言っていた。確か…。
「そういえば、七実さんも決闘がどうとか…」
「決闘?! どーいうことよ、まどか!」
「え、えっとね。七実さんがね、お兄さんが学校に来なくなったのは『決闘』に負けたからって言ってて」
「天上先輩! どーいうことですか!」
さやかは目を輝かせていた。
さやかの中では、既に天上ウテナは学園のヒーローという認識になっていた。
そのウテナが『決闘』である。
『決闘』。聞くだけで、心躍る言葉だ。
「え、えっとそれは…」
「ウテナ様は、私をために冬芽さんと決闘したんですよ」
「ちょ、ちょっと姫宮!」
「あら、いいじゃありませんか。嘘をついてもしかたありませんよ」
「いや、そこはつこうよ。なんでこんなときだけ正直かな、君は」
「どうもどうも」
アンシーが照れたように返す。いや褒めてないって、とウテナはツッコミを入れた。
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