過去ログ - オーフェン「クリスマスぅ……?」
↓ 1- 覧 板 20
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/11(水) 22:44:18.10 ID:WL+XAuK/o
鋭い閃光は地人と門松を押し流し、そのまま眼鏡の男に殺到した。
「オウフ!?」
悲鳴かどうかも分からない一言を残して、彼は輝きの中に呑まれた。
「……戦いはいつもむなしい……むなしいが以下略」
反撃はない。
オーフェンは空に向かってなにがしかの祈りの仕草をすると、路地から歩み出た。
通りにはいくつか門松が残っているが、特に危険はなさそうだった。
「おや終わったのですかな黒魔術士殿」
声のする方に視界をめぐらすと、通りの脇に低いテーブルと布団が一体化したようなものがあり、それにキースが潜り込んでいるのが目に入った。
「これはこたつというものです」
「いや別に聞いてない」
何か他に言うべきことがあったような気もしたがそれだけ言って、オーフェンはため息をついた。
「疲れていますな黒魔術士殿」
「少しはな」
「ならば諦めますか?」
「いいや」
では、とキースが立ち上がる。
「行きましょう黒魔術士殿」
112Res/66.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。