16: ◆a36IBHPVSk[sage saga]
2012/01/01(日) 09:53:48.92 ID:mi+62R+go
家に帰り嫁と娘が寝静まった後、俺は一人書斎でタイプし続けていた。
男「ふう…これで一応は動かせるかな?」
まず手を着けたのは、かつてのメンバーが作っていたプログラムを完成させ、単体で動作するように調整することだった。
もともと能力の高いメンバーが集まったチームだったが、癖のあるプログラムを書く人間も多かった。
俺はどちらかというと素直なものを書いているつもりだが、友曰わく、見たことのあるものの中で一番難解らしい。
自動で全てのプログラムをチェックをするように設定を書いてから、一端作業を中断しコーヒーを淹れにリビングへ向かったが。
男「あれ、まだ起きてたんだ。」
嫁「さっき目が覚めたー」
そこには先程まで寝ていただろうパジャマ姿の嫁がいた。
男「で、何をしてるの?」
嫁「男が起きてるみたいだから、軽食とコーヒーをね。男はなんでー?」
やはり、音で起こしてしまったかな、と少しばつが悪くなる。
男「コーヒーを淹れようかと…」
嫁「じゃあちょうど良いねー。はい、これね。」
嫁からコーヒーと軽めのサンドイッチが渡される。
男「ありがとうな。こっちは勝手にやらせてもらってるのに。」
嫁「わたしがやりたいからいいのー。それにね。」
440Res/173.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。