6: ◆a36IBHPVSk[sage saga]
2011/12/31(土) 22:19:04.33 ID:d5Iy816Yo
§2 原理
嫁「で、なんでいままで会社辞めること教えてくれなかったの?」
ディスクを持ち帰った翌日、会社で辞表をだしたり片付けを終わらせて家に帰った午後のことだった。
いきなり帰ってきた俺に問いただした嫁に告げた一言が発端だった。
まあ、当たり前だよな。ふつうに会社辞めたとか言えば大抵の家庭でこうなるはずだ。
男「えぇーっと、そもそもプロジェクトの凍結を告げられたのが昨日でありまして…言う暇もなかったということなんですよ…?」
伏せていた目を嫁にちらりと向けた。
嫁「それでも携帯に一言メールを入れるとか…ああっ!この先どうするの?本当に…」
思えば少しも考えていなかった…友とかほかのチームの人とは違って再就職先も決めていない。嫁は戸惑い半分呆れ三分に怒り二分といったところか。
男「暫くは副業の方に力入れていれば、今までとはいかずとも収入はあるわけだし…そっちで貯めてた貯金を使えば一年くらいはいままで道理に暮らせるかと…」
嫁「男…通帳…」
嫁に目で取りにいけと言われて飛んで書斎まで取りに行った…ああ、さらば俺の活動資金《ポケットマネー》…
男「お納めください。」
嫁「……!!!!?」
嫁「何なのよ…この額…」
男「まあ、家とか欲しくなった時に驚かせようかなーって…あはは…」
嫁「もう…何やったらこれだけ貯まるのやら…」
俺「あはは…」
嫁「とりあえず生活面では大丈夫かな…」
男「はい…すみませんでした…」
嫁「心配…したんだからね…」ダキッ
男「ごめん…」
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