過去ログ - とある主人公たちのハーレムルート
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/01/06(金) 23:33:17.41 ID:wLWx/ORko
違う。
そんなことじゃない。
妹達は言い訳に過ぎない。
一緒に居たい。笑って泣いて寄り添っていたい。おじさんになっておばあちゃんになって一緒のお墓に入りたい。
少女じみた子供の夢だとしても諦められない。
結局のところ――御坂美琴という少女は最後の最後まで御坂美琴だった。ハードルがあるとしたら乗り越えないと気が済まない。横に逃げることを決して許しはしない。
そして、絶対に乗り越えられなかったハードルを乗り越えるために命をかけてくれたこの少年に対する感情はどうしても否定できない。暴れ馬のように引きずられてしまう。
「好き――好き――」
子宮口を亀頭でごりごり押されながら常盤台の「お姉さま」が女の声で鳴く。無意識のうちに丸く白いヒップを振って男を誘う。
ナイフで横に切った傷口がパクリと開いた。そんな口で引きずった笑みの上条が尻肉をぐいと開いて排泄器官を空気に晒す。
「あ、いや、そこは見ちゃダメ――」
聞く訳がない。
ぐい、と「右手の親指」が排泄口に押し込まれる。美琴の体内の甘美電流が断ち切られる。膣内の動きが通常になる。
尤も、その「通常」がどれほど素晴らしいものであるのかを美琴は知らないのだが。
名器などという言葉では意味があふれ出てしまいそうな其処にペニスを出入りさせながら上条は太い親指にきゅうと肛門括約筋が食い込んでくる様を楽しむ。
快楽に溺れていた美琴の息が苦痛で歪んだ。
「そこはダメ! 痛いの!」
口で拒絶しながらも強引には出来ない。心の奥底でそれを求めている自分がいるのを知っているから。
「なんだよ。インデックスだったら泣いて喜ぶぜ?」
下品に、淫らに、この世のものとは思えない化生の顔で上条が笑う。嗤う。
美琴と重なりながら美琴ではない女のことを口にする。
美琴の記憶が一人の少女を呼び覚ます。
碧眼銀髪の人形のような愛らしい少女。金糸で刺繍を入れた可憐な装束のシスター。
そして同天を見えない宿敵といっていい間柄のオンナ。
その名前を出されて勝気な少女の勝気な部分が顔を出す。わかりやすい挑発に呆気なく乗っかってしまう。
「――っ」
痛みを口にしない。やめろとも言わない。求めている自分は絶対に見せられない。
切迫する沈黙に了と解した上条がケダモノの顔で動きを早める。
甘辛い電流は失くなった。然しきゅうきゅうと食いついてくる蜜壺が気持ちよくないわけではない。
アナルを抉る度に豚のような悲鳴を上げながらも次の瞬間にはその悲鳴を噛み殺す細く華奢な少女の姿は嗜虐心を大いに唆る。
上気した顔が痛みに怯える。苦痛に喘ぐ。
闇の足音が聞こえ始めた森の中で叫びにならない嘆きの音がする。
よく耐えていると上条は感心する。
上条は自分を好人物とは思っていない。
悪事を憎むし己なりの正義感もあるし、そして理不尽な運命を踏み潰して乗り越え崖に落ちた不運な誰かを引きずりあげようとする性質はあるが、だからと言って
非暴力主義者ではないし当人同士の中で完結してしまうべき問題に首を突っ込むつもりもない。
流石にオルソラとローマ正教アニェーゼ部隊との戦いなど当人同士組織内の問題でも理不尽に程があれば行動せずにはいられないが、例えば男と女の間柄であれば
当人同士が納得さえしていれば周囲が騒ぎ立てるのは余計なお世話だと思う。
そのように信仰しながらも嫉妬もやっかみもある小人物である上条は浜面仕上の生活ぶり――二人の女性と同棲していながらその女性同士の仲が良い――が羨ましくて
よく詰るのだが、それはまた別の話。
そして何よりも彼の性癖が通常ではない。
その通常でない彼の性癖に。
インデックスの名前を出しただけで美琴は耐え忍んだ。
ローションも何もない状況で思いっきり突っ込んだのだから痛くない訳がない。インデックスのように肛門を調教しているわけでもない。元から資質があるのかもしれない。
しかしそれ以上に。
(嫉妬、か――)
上条のどす黒い笑みに一層の闇が混じる。
嬉しいのだ。
心に罅を入れるほどの嫉妬をこの少女が抱いていることが堪らなく嬉しいのだ。
ただ性欲を解消するためだけに抱いているわけではない。愛しいと思う気持ちも存在している。
然しながらそれが世間いっぱいで言うところの「愛情」とはかけ離れたところにあるということも理解している。
支配。君臨。言葉はなんでもいいが、そうでなければならない。
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