過去ログ - 絶対反論(マジレス)こと詠矢空希(ヨメヤ ソラキ)は落ちていた。
1- 20
975:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/07(日) 23:14:54.39 ID:3MmRNvCQ0
ポケットに手を突っ込んだまま、詠矢は無防備に立つ。

魔術師A「…やれ」

目配せをすると、背後からロープが飛び、詠矢の上半身を縛り上げる。

魔術師A「大人しくしてもらおう」

顔を伏せたまま、詠矢は微動だにしない。

魔術師B「…ん?」

魔術師A「どうした?」

魔術師B「おかしい…締め上げ…られない?」

魔術師A「なに?」

詠矢「…ケッ」

魔術師A「貴様…まさか何か!」

詠矢「力に頼るヤツってのは、どうしてこう雑なんかね」

詠矢「お前らのやってることは穴だらけだ」

魔術師A「なんだと!!」

詠矢「一人で来いとはあったが、誰にも話すなとは書いて無かったよな?」

向き直った詠矢の顔には、不適な笑みが浮かんでいた。

その顔に呼応したように、彼の着ていた上着が、細かくはがれ始めた。

魔術師B「なっ!!」

その上着は一瞬にして大量の呪符に変化する。

詠矢「やっぱ、真々田サンは天才だな。ほんとに俺でも使えるぜ…」

魔術師A「まさか…あの陰陽師か!」

呪符は、詠矢を縛るロープを押し広げながら展開し、後方の魔術師に襲い掛かる。

魔術師B「!!」

呪符は対象の体に張り付き、口と四肢を締め上げていく。

詠矢「どうだ、理不尽に拘束される気分は!」

詠矢「あんたもちょっとは味わってみな!」

言うや否や、詠矢は走っていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/575.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice