過去ログ - 絶対反論(マジレス)こと詠矢空希(ヨメヤ ソラキ)は落ちていた。
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979:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/07(日) 23:21:08.19 ID:3MmRNvCQ0
詠矢「(これは…佐天サンの力だ!)」

詠矢「(空気を制御し、音の伝達を防いで詠唱を妨害したんだ!)」

詠矢「よっしゃぁぁああ!!」

詠矢の全身に力が戻ってくる。一気に敵との距離を詰める。

詠矢「佐天サン!伏せろ!」

佐天「え…?…はいっ!!」

詠矢の叫びどおり佐天は頭を下げる。

詠矢「どおっせぇぇえい!!」

踏み込んだ勢いに腰の回転を乗せ、詠矢渾身の上段蹴りが魔術師の側頭部に命中した。

魔術師A「ガフッ!!…が…あぁ…あ!」

首をもぎ取らんばかりに突き刺さった詠矢の蹴りは、敵の意識を一瞬にして刈り取った。

魔術師は力なく崩れ落ちる。

詠矢「はあっ…はあっ…ぐっ!」

詠矢に火傷の痛みが戻ってくる。思わず膝を着く。

佐天「詠矢さん!大丈夫ですか!」

詠矢「なになに、まあ、大丈夫さ」

詠矢「…やったな、佐天サン」

佐天「…え?」

詠矢「俺たちの勝利だ」

佐天「…へ?…俺…たち?」

佐天「は…はは…やりました…やっちゃいましたよ!」

佐天「二人で…勝ちました!勝っちゃいましたよーーー!」

喜ぶ佐天の傍で、倒れた魔術師の体が移動する。

詠矢「…ん?」

どこからとも無く伸びたロープが、その体を掴んで引きずっていた。

詠矢「ようやく呪符から逃れたか…」

佐天「…」

二人の視界の隅に、もう一人の魔術師がいた。

しばしにらみ合うが、相手は倒れた仲間を回収し終えると、すぐに闇に消えた。

詠矢「逃げたか…」

佐天「どこ行ったんでしょうか…」

詠矢「さあて…ね…」

詠矢「俺たちも、引き上げねえとな…」

佐天「はい…あ!詠矢さんすぐ病院に!」

詠矢「ん…そだな…頼めるかな?」



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