過去ログ - 知久「今日はほむほむの特売日だ」
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693:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/29(日) 13:30:31.13 ID:JnDIout0o
中に入ると、手縫いの頭巾を被った女性が近くでまどまどを虐待していたので、そちらを見させていただく。
昭和からタイムスリップしてきたのかと聞きたかったが、おそらく、昭和でも似たような風景が見られていたのだろう。
今、私は本当にタイムスリップしているのかもしれない。
まどか「これがまどまど。私そっくりでしょ」
ほむら「ええ…確かに。鹿目まどか、だから、まどまど?」
まどか「逆じゃないかな。こっちの方が昔からいるしね」
さやか「…ほんと、大丈夫?我慢してない?」
私が知っているさやかも、こんなふうに人を気遣っていたらと思う。自分勝手な思いだけれど。
まあ、こちらのさやかはさすがに気持ち悪い。もっと普通でいい…そう、普通。
私にとって、この世界は普通じゃない。ただ一度だけの世界、一期一会、それでいい。
そう割り切ると、意外にもすんなりと「ほ虐」が受け入れられた。理屈はそれは間違っていると言うけれど、人間、いざという時は感情を優先するものだ。
まどまど「マドォ!マドマドーーー!」イヤダー!タスケテー!
まどか「おー」
まどまど「マドーー!」タスケテー! チュウブラリン
薄い木の棒に、マッチをホッチキスでとめたものを辺とした三角錐の頂点から、麻の糸でまどまどのツインテールを下ろす。
随分と強度のある糸だと思ったが、生きたまどまどを手で持つとかなり軽かった。
赤ずきんのような女性「ここ2週間ほど餌を抜いたんですよ。栄養失調になってるので軽いんです」
そして、下から火で炙る。まどまどは暴れ、バランスが崩れてタワーごと倒れこみ、マッチによって火が燃え盛る。
まどまど「マギャアアアアア!」アツイ!アツイヨォォォー!
まどか「熱そうですねえ」
赤ずきんのような女性「ええ」
やがて、丸焦げになったまどまどが出てくる。さやかは面白くなさそうな顔でそれを見ていた。
確かに、ただ焼くだけではつまらないかもしれない。準備が大変な割に、つまらないとなると、この反応も頷ける。
…私は一体何を考えているのだろうか。
さやか「すいませんね、横から」
赤ずきんのような女性「いえいえ」
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