過去ログ - ちなつ「誰よりあなたを愛しています」
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13: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/09(月) 16:24:23.94 ID:MPhPVO2a0
この話は>>10で書いてくださってあるとおり、
あかり「ずっとずっと一緒にいられたらいいよね」の続編になっております。

最初に記入しておいたほうが良かったでしょうか、申し訳ありません。
一応の続編なので、前作も併せて読んでくださると嬉しいです。
以下略



14: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/09(月) 16:25:54.29 ID:MPhPVO2a0
―――――― ――

「ただいまぁ」と声がしたのは、お昼のワイドショーも終わって夕方のニュース番組が始まった頃だった。
ちょうどテレビ画面に同世代の女の子たちが街に出て遊びまわっている姿をレポートしているのが映っていたから、ほんわかしたあかりちゃんの声が嬉しかった。
せっかく親元から離れて暮らしているのだ。それなりに遊び歩きたい年頃でもあるのだし、よく「それならあかりちゃんと一緒に出かければいいのに」と言われることだってある。でもそういう人たちは私たちの関係を知らないし、二人で外を並んで歩くのは少し――。
以下略



15: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/09(月) 16:26:39.41 ID:MPhPVO2a0
ちなつ「みんな気が抜けてるんだよ」

あかり「お正月とっくに終わっちゃったのに」

ちなつ「だからよけいにでしょ」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/17(火) 00:32:32.75 ID:ruJMbYbz0
どうしたんだ


17: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/17(火) 22:12:45.97 ID:ScdaaqEP0
まとめて投下をするつもりだったのが結局ほぼ進まずにだいぶ間を空けてしまいました、すみません

現在進行形で詰んでいますゆえ、投下できてもまた数レスほどになってしまうので、まとめて投下できそうになれば
投下します
自分でも予想以上に遅い投下間隔になっておりますが、まったり待ってくださっていたら嬉しいです
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/01/17(火) 22:23:20.75 ID:igGU80S50
おう、楽しみにしてるぜ


19: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:29:27.66 ID:eBj5An1E0
ちなつ「あかりちゃん」

本当は、あかりちゃんを待つことは当たり前なんかじゃない。
当たり前なんだけど、当たり前なんかじゃなくって。
あかりちゃんと一緒にいる時間は大切。だけどそこにはきっと、少しの恐怖も混じっている。あの日のあかりちゃんの涙。あかりちゃんの言葉。
以下略



20: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:29:59.35 ID:eBj5An1E0
ちなつ「……大好きだよ、あかりちゃん」

困らせたい。だけど、困らせることが怖い。
あかりちゃんは「突然言われたら照れちゃうよぉ」と言葉通り照れ臭そうに笑ってくれただけだった。
それでもいつの日か、大好きだよと言う言葉でさえ、あかりちゃんを困らせてしまう日が来るのだろうか。そう思うと、無性にあかりちゃんが恋しくなって、こうして
以下略



21: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:31:20.31 ID:eBj5An1E0
あかり「ふぁ……」

勢いが、強すぎたのかもしれない。
あかりちゃんの身体がふらりとよろけて、テーブルの角に腰をぶつけたみたいだった。「いたっ」と声がして、つい手を離してしまう。
それであかりちゃんの身体は支えを失って、さらに後ろへ傾いだ。あっと手を伸ばす間もなく、あかりちゃんはペタンとフローリングの床に尻餅をついていた。
以下略



22: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:32:06.91 ID:eBj5An1E0

熱いお湯に浸かりながら、私は自分のしでかしてしまったことに押しつぶされそうになっていた。あれから何事もなかったみたいにいつもどおりの
夕食、それからいつもどおりのあかりちゃん。けれど、あかりちゃんが一瞬見せた戸惑った表情に自分自身を嫌いになってしまいそうになる。
あかりちゃんが私のことを嫌いになってしまってもおかしくないことをしようとしたのだ。

以下略



23: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:32:37.53 ID:eBj5An1E0
いくらあかりちゃんのことが好きでも、そう簡単には越えてはいけない一線。
わかってるのに。

逆上せてしまいそうになるほど長く入っていたお風呂を上がると、あかりちゃんはもう眠ってしまっていた。
せめて私がお風呂から上がるまでは待っててくれようとしていたのだろう、この寒い中、きちんと掛け布団もかけないで。
以下略



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