過去ログ - ちなつ「誰よりあなたを愛しています」
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4: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 21:49:45.16 ID:sN4DlgeR0
しばらくの呼び出し音のあと、あかりちゃんの「ちなつちゃん?」という声。
もうこの時間帯に電話することはあかりちゃんもわかっているのだろう。
前にちなつちゃんからの電話待ってるんだよと言っていたあかりちゃんのことを思い出して、
少しほくほくした気持ちになる。

ちなつ「うん、今日は何時に帰れそう?」

あかり『今日は早めに帰っちゃうよぉ、図書室も席あんまり空いてないし……』

ちなつ「あ、そうなんだ」

大して興味なさそうな口調になってしまうのは照れ隠しとか、そういうわけじゃない。
もうちょっと気の利いた言葉をかけてくれたっていいのに、なんて。
たとえば私に早く会いたいからとかなんとか――まあこれはきっと私の求めすぎ。

でも、こうなるくらいにあかりちゃんのこと好きになっちゃったんだなあとぼんやり思う。
駅に向かって歩きながら、あかりちゃんにほんとはどうでもいい愚痴をこぼしたりして、こういうとき、
私は本当にあかりちゃんに恋してるんだと気付かされる。

昔から恋愛がらみになるとつい暴走してしまう癖があるのだ。
気をつけなきゃ。
そう思いながらも、あかりちゃんならちゃんと受け止めてくれることも知ってしまっているから。


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