過去ログ - ちなつ「誰よりあなたを愛しています」
1- 20
5: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 23:19:00.39 ID:sN4DlgeR0
あかり『ちなつちゃんは今帰るとこ?』

ちなつ「うん、今日は寒いしさっさと帰ってあかりちゃんを待っとくね」

言葉通り、足が「さっさと」動くのは寒いからでもあるのだけど。
話す度に白く染まる息を目で追う。
意外にもすぐに消えてなくなってしまうそれを見ながら、大学にいる時間もそういえば随分と減ったなあと思う。

単位を落とさないように最低限の授業はとって、あとはひたすらあかりちゃんを待つばかり。
ちょっとした新婚ホヤホヤの新妻さん気分。

あかりちゃんといる時間のほうが大切なのだから当たり前だ。
あかりちゃんもそうであってほしいと思ってしまうのだって、きっと当たり前なんだよね。
たまに私のこんな気持ちがあかりちゃんの負担になってないか心配になってしまうが、心配したって始まらないこともわかっている。私は私なりにまっすぐあかりちゃんに気持ちを伝えなくっちゃ。

あかり『じゃあ今日のご飯は温かいものにしよっか。お鍋とかどうかなぁ』

ちなつ「あ、いいかも。材料買っておこうか?」

あかり『い、いいよ!あかりが買って帰るね!』

えー。そしたらあかりちゃんが遅くなるでしょ。
すぐに帰るから大丈夫だよぉ!寒いしちなつちゃん風邪引いちゃうかも!
そんな簡単に風邪なんて引かないってば。

しばらくそんなやり取りが続いた後、結局私がこのまままっすぐ帰ることで落ち着いた。
あかりちゃんは優しいというか少し過保護っていうか。
まあ私がうまく作れないからっていうのが大きいのかもしれないけど。(前に頑張って作ろうとして台所がひどい有様になったことはさすがに少し気にしている)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
94Res/53.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice