32: ◆G/oQfYP4bzP0[saga]
2012/01/30(月) 19:42:50.71 ID:V83xhbCmo
ミスったw
気にしないでくれると嬉しい
こっちが正しい↓
〜〜〜〜
「また例の事件?」
御坂は自販機からジュースを取り出しながら言った。
「これで五件目ですの、爆発は小規模で怪我人は無し……けれど」
「愉快犯だとしてもあんまり笑えないわよね」
取り出したジュースを一口飲みながら、黒子の言葉を遮り言った。
「で?犯人の目星は?」
黒子のほうを向きながら捜査の進み具合を聞くと、黒子はやれやれという具合に疲れた顔をして、
「昨日ようやく手がかりがつかめましたの」
一歩御坂に近づき話を続けた。
「お姉様、虚空爆破ってご存知ですか?」
「虚空爆破って……重力子の事だっけ?」
知っているならば、と黒子は説明を続ける。
「どのケースも爆発の直前に重力子の急激な加速が衛星によって観測されていましたの」
御坂のもつアルミ缶をコンと人差し指で叩きながら黒子はさらに続ける。
「アルミを起点に重力子の速度を爆発的に加速させ、一気に周囲に撒き散らす。つまりアルミを爆弾に変えていた……という事ですわ」
「ふーん?……なんでアルミなの?」
「さぁ?」
「さぁ?って……まぁでも、それってつまり能力者の仕業って事でしょ?だったら学園都市の書庫を検索すれば一発じゃない。全ての学生の能力データが登録されてるんだから」
明るくいう御坂に白井は「はぁ」っとため息をつきながらすでに「もちろん検索しましたわ」と言った。
そして該当する能力は量子変速である事とアルミを爆弾に変える事ができるほどの能力者となると第能力者の生徒一人だけだという事を説明した。
「だったらその人が犯人なんじゃ……?」
「ところがアリバイがありますの。その方ずっと入院されていて、一連の事件を起こすのは不可能なのですよ」
「なぁるほど、それでどん詰まりってわけか」
「まさか、書庫のデータに不備があるとも思えませんし」
そう言うと御坂は面白そうに「ひょっとしてまだ登録されてない能力者がいるとか!」と目を輝かせた。
それを見て白井は顔をしかめる。
「ねぇ!私も犯人探すの手伝ってあげようか?!」
「結構ですの!」
御坂の言葉を遮るように言うと白井はジロリと御坂を横目でみる。
「お姉様?今「これってちょっとおもしろいかもぉ!相手次第では腕試ししてやろうじゃなぁ〜い」などとお考えではありませんでした?」
御坂は白井から視線を外しながら「そ、そんな事……」というが、「とぼけても駄目ですの!黒子はお見通しですの!」と一蹴されてしまう。
その後も関係ない小言を色々言われてしまった。
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