過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 13:26:40.01 ID:ayEgDbkAO
7月25日 日暮れ時の学園都市を黒いフード付のコートを着た人物が、何かを探るように歩いていた。季節はずれの格好をしフードを目深にかぶり、怪しい雰囲気ただよわせてるにも関わらず、周囲に居る人々は奇異の目を向けることはなかった。

黒いコートを着た人物は歩みをふっと止める。まだ前に進もうとしていたのに別方向に体が向かおうとしていたからだ。
これは人払いの魔術、恐らくルーン式
そう判断すると、求める者がこの先にある可能性から黒いコートを着た黒衣の人は先に一歩を踏み出す。


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 13:27:39.89 ID:ayEgDbkAO
人払いの壁を越えると様子を探るまでもなく、遠くから銃声が聞こえてくる。然も単発ではなく連射音、さらに複数である。そちらに意識を向けると風を切り空気を乱し何かを払おうとしている動きが観測できた。

人払いの魔術からしてこの先にはおそらくステイル・マグヌスがいると判断していたが、この先で闘っている者は違う。
この覚えがある感覚は

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 13:28:45.62 ID:ayEgDbkAO
戦闘が行われている場所まで駆け足で急いでいたが、銃声が途絶え神裂火織の動きというか魔術の波動が止まったように感知した。
戦っている相手は銃器を使用していることから警備員〈アンチスキル〉と推測していたが、聖人である神裂火織が銃器程度に後れをとるとは思えない。さりとて彼女が人死にをだすとも思えなかったが黒衣の人物は焦燥をおぼえ走りを速めていた。


もうすぐ目的地というところなのに急に違和感を感じるようになる。この先にいる「者達」に会ってはいけないような恐怖にも似た感覚を
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 13:29:24.59 ID:ayEgDbkAO
区画を抜けると怒声が響き渡った。


「うるっせぇんだよ、ド素人が!!」

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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 14:59:11.98 ID:ayEgDbkAO


しかし彼女の目の端に黒衣の人物の到着が映ると言葉が詰まる。

神裂火織の気迫に押され、黒衣の人物に彼女の周囲にいるウニ頭の少年やツインテールの少女、髪の長い少女、頭が花畑な少女そして同じ顔の4人の少女は気付く余裕はなかった。
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 15:52:21.85 ID:ayEgDbkAO



「「えっ!?」」

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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 15:56:14.35 ID:ayEgDbkAO


「その方々が記憶の圧迫で死に至ったなどと言うことは確認されていませんとミサカは学習装置〈テスタメント〉で得た知識を披露します」


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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 15:59:55.07 ID:ayEgDbkAO


代わりに同じ顔の4人の少女が、持っているサブマシンガンを地面に向け、戦意がないことを示しながら順番に説明していった。


以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 16:07:06.69 ID:ayEgDbkAO


同じ顔をした4人の少女の話しを聞き、神裂火織は呆然とした表情をしながらも、愛用の武具である七天七刀を強く握ったままであった。


以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 16:14:53.92 ID:ayEgDbkAO


「まず、人の記憶というのはひとつではありませんとミサカは語りかけます」


以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/10(火) 16:19:47.15 ID:ayEgDbkAO


ツンツンとしたウニ頭の少年とツインテールの少女、髪の長い少女、頭が花畑な少女そして同じ顔をした4人の少女が初めて黒衣の人物に気付く。

同じ顔の4人の少女は表情こそ動かさず、咄嗟に持っていた銃器を向けるがそこで何かを感じたのか、動きが固まってしまった。
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