過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage saga]
2012/08/15(水) 20:47:37.86 ID:V70QXWBAO


美琴は『グレゴリオの聖歌隊』の『核』まで行き着いていた。

美琴「ここね。……また、めんどくさいところに」

気持ちは焦る。

美琴が見ている先はコンクリートで出来た壁。どこにでもあるような廊下の壁である。

魔力反応は壁の中からしていた。

生徒一人一人は微弱な魔力。しかし2000人からの魔力を集めて『核』は反応を示している。

この三沢塾という世界から拒絶された者からすれば触ることもできずにいたはずの壁。結界が壊されないことを前提にすれば絶好の隠し場所になる。

壁の中に埋め込まれていては『核』の形態など分からない。けれど美琴がやる事は一つ。

壁から離れ距離を取る。

壁の中から感じる魔力反応を見据え、美琴はコインを取り出すと指先で宙にはじく。

コインが宙でくるくるっと回り重力に引かれ美琴の指先に落ちてくる。

コインはレールに乗り音速の3倍まで加速する。

ズドォンッ!

響き渡る音を立て衝撃波を巻き起こし光となって走る。

衝突音が轟き、粉塵が辺りを立ち込める。

魔力反応がしていた壁に大穴が開いていた。

『グレゴリオの聖歌隊』の『核』は破壊され魔力反応は最早ない。

美琴「当麻は大丈夫かな」

愁いを帯びた顔で美琴は呟く。




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