過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2012/09/08(土) 21:30:40.38 ID:NUiEaSKAO


ステイル「インデックスをっ!何かを成し遂げたいなら、ぐっ……一秒でも時間を……無駄にするなっ!」

苦悶の中から叫ぶステイル。

上条はその声に応え光の奔流の軸線を逸れインデックスを目指す。

インデックスの目が上条を追い掛ける。目と連動して魔法陣も動く。

光の柱が上条を逃すまいとするがイノケンティウスもまた移動し遮り盾となり続ける。結果として回り込むように上条はインデックスに接近する。

あと4メートル。

上条の脚力なら一歩で跳躍できる距離。イノケンティウスの影に入り最後のタイミングをはかる。

ステイルもぐらりと揺れる。時間は無い。

冷たい声がする。

「警告、第二二章第一節。炎の……魔術の術式……を逆算。曲解し……た十字教の教……義をルーンにより……記述したものと判……明。対十字……教用の術式を組み込み中」

イノケンティウスへの対抗術式を組み込まれイノケンティウスが一瞬にして消し去られることになればフリダシに戻る。そうなれば『幻想殺し〈イマジンブレイカー〉』以前に上条の肉体としての右手が保たない。

上条はイノケンティウスの影から出る。全身に力を漲らせ跳躍に備える。

上条には何とかしてくれる確信があった。

「……第一式、第二式、第三式。命名……『神よ、何故私を見捨てたのですか〈エリ・エリ・レマ・サパクタニ〉』完全発

最後までインデックスの言葉が終える前に、コインが宙を舞う。

閃光が駆け抜ける。

着弾。

インデックスの足下に美琴の通り名となった超電磁砲が炸裂する。

床を貫き、爆風が起こる。

インデックスは煽りを受け仰向けに倒れていく。

光の柱は狙いを外し放射されたまま空へと向きを変え天を焦がす。その威力は大気圏を超え衛星軌道まで届く。

丁度、『樹形図の設計者』を載せた衛星が学園都市を監視していた。偶然か必然であったのかその衛星を光の柱が引き裂く。

超電磁砲の衝撃は床に穴を開けただけでは済まなかった。

穴から周囲へとギザギザとしたひび割れが床に生じていく。
インデックスが床に倒れ込んだ途端、それを切っ掛けに床が崩れ始める。




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