過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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(四国)
[saga]
2012/09/08(土) 21:36:35.15 ID:NUiEaSKAO
激しい戦闘跡。学園都市の技術を元に建てられたビルと言えど戦闘行為は想定してない。
それもlevel5や聖人、魔神が行う戦闘など考慮していればどんな物が出来上がるか、軍事要塞か核兵器の実験場の完成である。
三沢塾は普通の進学塾として設計されたビルに過ぎない。戦闘の余波を受けガタガタとなっていた12階の床は限界を越えてしまった。
ボロッと床が抜け仰向けに倒れたインデックスは階下へと落下する。
美琴「当麻ッ!」
12階の床が陥没していき穴を広げていく。階下の11階も広い空間をもっていたのか支える物も無く、最終的には美琴達の近くまで陥没は進んだ。
上条の足下も崩れる。
美琴の声を受けると同時。階下へと姿を消すインデックスを追いかけ上条は崩れさる足場からダイブを行っていた。
一瞬一瞬がスローモーションに見える。
光の柱が12階の床、11階の天井を引き裂いている。引き裂かれた破片は白く輝く羽へと変わる。物質が変換され魔力を帯びた羽。ふわりと光を放つ羽は美しく見える。
その美しさは亀裂から放射される光と同質。光る羽一つ一つが殺人級の力を秘めているだろう。
構うものか、と上条は思う。
二つの魔法陣は物理的な働きもするのか翼のような役割を果たし、インデックスに浮力を持たせる。インデックスはゆっくりと階下へと降下していく。
出会った頃、聖母の笑みをこぼしていた少女の無表情な顔が見える。
出会ったときから助けると誓った少女。美琴が1年間守り抜いてきた少女。偽りの枷に囚われていた少女。
思いがよぎる。
ステイルに語ったことは上条の願望と同じ。
とびっきりのハッピーエンドが待つ『物語の主人公』になりたかった。
幼い頃に疫病神と呼ばれ、不幸を振りまくと言われ上条は追われた。愛し、愛してくれる両親が悲しい顔をするのを見た。
人の役に立つ人間になってやる。そう誓いを立てて学園都市へやってきた。
幻想。
この右手は神様の奇跡さえ打ち消せると言われても役にも立たない物と断じられた。
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