過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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831:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2012/09/14(金) 22:34:03.28 ID:5tOwSYuAO


麦野「行方不明になってからアンタは『外』にいたわけでしょ」

その間、何があったか麦野は窺い知ることはできない。恐らく、あの子、インデックスと呼ばれる少女を守ってきたのだと想像するしかない。

麦野「昨日見たアンタは1年前に較べて格段の違いがあった。アンタがどこの高見に辿り着いているのか見てみたかったのよ」

美琴「それじゃ、その麦野さんから見た私はどう?」

麦野「さあね、『原子崩し』だけじゃ、もうどうしようもない。私としたら能力の応用力を身に付けるしかないわね……」

一つ上の道しるべ。腹が立つが認めるしかない。

麦野「で、私からこっぱずかしい告白を聞いたんだからアンタも話しなさい」

美琴「えっ? 魔術については話せないわよ」

麦野「それはいいわ、聞いたって多分わかんないから……アンタがlevel5についてどう思ってるのか、まず最初の質問よ」

美琴「いくつかあるんだ、質問……ハァ……答えられるだけよ……level5ねえ?……」

美琴「私はlevel1からlevel5にまでになった学園都市の教育の成果、象徴のような扱いを受けたけど」

美琴「私自身はただ目の前に壁があれば乗り越えなきゃ気が済まない性分で」

美琴「努力を重ねていつの間にか辿り着いてたのがlevel5」

美琴「level5は努力の証みたいなもんで、あまり他のlevel5の人を気にしたこと無かったのよね」

麦野「でも、それなりにプライドはあったんじゃない? 聞いた話しじゃ『幻想殺し』に負けて随分噛みついてたらしいけど?」

美琴「まっ、負けて無いわよ!決着はついてないもん!」

負けた、という言葉は美琴をやはり刺激するらしい。

麦野「へぇー」

とぼけた声を出しているが麦野の顔は可笑しくて堪らない表情。

美琴「あによ?…………つーか、アレはそれこそ、それまでの努力を否定された気分になって……そのムキになってただけなの!」




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