過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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978: ◆evJdM4Cpzc[saga]
2012/10/18(木) 16:03:28.17 ID:SlO88tMAO


理解すると同時に撃っていた。

対隔壁用ショットガンが火を吹く。

二度。

太い火線の先、翼の体をすでに成していない『未元物質<ダークマター>』は連続した二発の銃撃に吹き飛び、白い粉末状のモノを辺りに撒き散らした。

垣根の体もくの字に吹っ飛ばされる。

対隔壁用ショットガンの銃撃を受けて身体が粉々に成らないところをみると体に直撃はしてなかった。

しかし、あの吹っ飛び具合からして衝撃は通っている。只では済まない、当分は動けないはず。

心は叫んでいたが、頭は醒めた目で観察していた。

叫び終わると感情が湧かない。精神への負荷で心が壊れないように停止していた。

フィイィィイィイィイィィイィィイィィイィィイン!チリィイィ

うるさい音がする、と思ったらようやく浜面は我に返る。

浜面「と、と、止めねえと」

対隔壁用ショットガンを放り投げ、震える手でポケットにしのべてあったスイッチを取り出す。

キャパシティダウンを止める。

異音が消えた。

敷地内には翼が粉末状になった名残か白い靄になって立ち込めていた。

浜面「何の能力だったんだか、さっぱりわかんねえ……そ、それより!」

振り返り、

浜面「た、滝壺?」

呼びかける。




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