過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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◆evJdM4Cpzc
[saga]
2012/10/18(木) 16:08:12.96 ID:SlO88tMAO
返事はない。
浜面は滝壺に駆け寄り抱き起こす。
浜面「滝壺、滝壺、滝壺っ! しっかりしろ!」
滝壺は意識を失っていた。
かすかな息はあるが、どんなに呼んでも目を覚まさない。
『……私は……大丈夫』
あの儚い声が最後の力を振り絞った声だったのだ。
浜面「こんなこと有るかよっ、あってたまるか!待ってろ、今病院に
「ッ!」
声にならない声が聞こえた。
第二位が倒れている方向から。
浜面は見る。
「ッ!ッッッッッッッ!ッッッッッッッッッッッッッッ!ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
第二位からあがる声にならない雄叫び。
ブワッと白い巨大な炎が立ち上がる。
揺らめく炎の先は白い靄。
空中に漂っていた同じ白い靄と一緒になり視界を埋めるほど充満していく。
超能力でも何でもなく人間が元から持つ本能が危険を告げる。
浜面は滝壺をキツく抱き締める。
これから来るモノから滝壺を守るために。
そして、
ゴッ!!!!
爆ぜる。
空間が爆発したような衝撃。
白い別世界が空間を蹂躙する。
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