過去ログ - キャス狐「冬木の聖杯ですってよ、御主人様!」
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◆cABJvGmFjs
[saga]
2012/04/09(月) 00:24:11.83 ID:3P8I0hX0o
---円蔵山地下---
ありす「けほっ、けほっ」
アリス「びっくりだね、ありす」
ありす「うん、びっくり」
アリス「だって遊び場が壊れちゃうんだもん」
ランスロット「――かっ――はっ――」ドサッ
セイバー・ガウェイン「「ランスロット!!」」ダッ
ランスロット「くっ――ははっ――何だ、ガウェインまでいるとは――まるであの日に還ったようではないか――ッ!」
ガウェイン「ランスロット!?何故――何故――貴方がバーサーカーなどに!?」
ランスロット「はは、さぁ、どうしてであろうな?ただ――適正があっただけ。それだけのことだ」
ガウェイン「くっ!私が!私があの時貴方を許してさえいれば、貴方は狂戦士になどならなかったかもしれないのに!」
ランスロット「いや、それは違う。これは私自身の業だ、あまり自分を責めるなよ。太陽の騎士が泣くなど――あってはならない」
セイバー「申し訳ありません、ランスロット。私はまた貴方に剣を向けてしまった――」
ランスロット「王よ――何を謝ることがありましょうか。忠を忘れた狂戦士など裁かれて当然ででありませぬか」
「それに――謝るのは私です。私は貴方に忠節を誓っておきながら幾度と無く貴方を悲しませた――」
セイバー「いえ、今となってはそんなことどうでもいいのです!全ては私が――王としての私が――」
ランスロット「王―よ、何を今更と思われるかもしれませぬが、どうか私の最後の世迷い事をお聞きください」
「貴方は――人の気持ちが分からなかった―されど――私が仕えるに―値した真の――王で―した―」サラサラサラ
ガウェイン「ランスロット――」
セイバー「――いきましょう、ガウェイン。士郎達が待っています」スチャッ
ガウェイン「――畏まりました、王よ」チャキッ
ありす「あれー、お姉ちゃん達も行っちゃうみたいだよ、アリス」
アリス「そうね、ありす。これじゃあ私たちと遊んでくれる人がいなくなっちゃうわね」
ありす「じゃあ、またお兄ちゃんに遊んでもらえばいいよ!ね、アリス」
アリス「そうね、そうしましょう。お兄ちゃんだったら、きっとまた遊んでくれるわよありす」タタッ
ありす「ふふっ、今度は何して遊ぼうかしら?」テチッ
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