過去ログ - 式「誰だ、オマエ」 太子「聖徳太子です」
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(大分県)
[saga]
2012/03/27(火) 01:56:28.92 ID:QVdiPWX20
食事が終わり、居間に集まる。皆が集まっているいい機会だし今日あったことを皆に聞いてみる。
ある程度予想はしていたがやはりこれといったものは無かった。
もっといろいろと情報をまとめたいのだがアルクェイドがここにいる時点であまり突っ込んだ話ができない。
しかし追い返すのも何だか気が引けるので当たり障りの無い会話でやり過ごすことにした。
両儀さんもそのことには賛成してくれたが、太子さんにそのことを聞いてもよくわかっていないみたいだった。
そもそも自分が飛ばされたこと自体に気付いていない節すらある。やっぱりあの人は大物なのだろうか。
志貴「しかし今日一日出歩いてみたけど手がかりは何も無しか。でも急いでも仕方ない。
何かしようにも手がかりは何も無いんだし、むこうから近づいてくるのを待つしかないか」
式「手がかり、ね」
志貴「明日はどうしようか。どこかアテが――」
式「どうでもいい。お前が行きたいところに行けばいいだろ」
志貴「どうでもいいって、そんなてきとうな」
太子「え。行きたいところに行ってもいいの?」
式「どこでもいいって言ってるだろ。お前の好きなところに気が済むまで行けばいい」
太子「そうか、行きたいところか・・・」
志貴「どうしてそんな投げやりな」
式「投げやりにもなるさ。こっちだって暇じゃないのにこんな茶番につき合わされてるんだからな」
こちらの言葉を遮るように即答してくる両儀さん。朝ほどやる気は無いらしく、こちらの言葉を話半分ほどにしか聞いていない。
しかしやる気が無いにしろ今の言葉は聞き逃せない。こっちだってまじめにやっているのにその言葉は無いだろう。
志貴「茶番って、一体どういう意味なんだ」
式「なんだ、お前まだ気付いてないの。存外鈍いんだな」
志貴「気付いてないって、何がですか」
腕を組み、少し苛立ったふうにこちらを見ながらながらそんなことを言ってくる。
苛立ちたいのはこっちの方だが、両儀さんの視線を見るとそうも言えなくなる。
視線は俺を捉えているが、彼女が見ているものはもっと別な物を視ているような気がする。
そう。例えば。視ているのは俺ではなく、俺が見ようとせず、気付かないふりを―――
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