過去ログ - 式「誰だ、オマエ」 太子「聖徳太子です」
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(大分県)
[saga]
2012/02/15(水) 23:34:44.55 ID:UjsG9exW0
鐘が鳴っている。いつの間にか9時を回っていたらしい。
話も一区切りついたみたいだし、今日のところはこれで終わりか。
琥珀さんと翡翠はそれぞれ仕事を始めている。秋葉もこの後出かける予定だったはずだ。
式「話は終わりか。じゃあそこら辺ぶらついてくる。待ってるより自分から出向いたほうが早いだろ」
秋葉「待ちなさい。貴女は話を聞いていたんですか。そのような勝手な行動が許されるとでも?」
立ち上がるなりそんなことを言う両儀さん。ここぞとばかりに秋葉は食ってかかる。
確かにこの二人を勝手に外に出すのはよくない。しかし外に出さなければ手がかりが無いのも事実だ。
ならば話は簡単だろう。この二人を監視する人物がついていけばいい。秋葉は用事があるからついていくのは無理。
となると俺が行くしかない。どうせ今日は大した用事もないし。
志貴「なら俺がついていくよ。それなら大丈夫だろ」
秋葉「兄さんっ!あなたはどっちの味方をしているんですか!」
志貴「手がかりも何もないわけだし、今日一日外に出てみることは悪い案じゃないと思うけど」
秋葉「兄さん。まさかとは思いますが、今日の予定が嫌でそんなことを言っているんじゃないですよね?」
志貴「はは、ははは。まさか、そんな。緊急事態なんだし、今日は仕方ないだろ」
多少嘘をついていることに気が引けるが、俺だって健全な男子学生だ。休日は外に出て遊びたいと思う。
それに勉強はいつでもできるし、家庭教師の人だってたまには休みたいだろう。
俺は外に出られる、家庭教師は何もせずにお金が入る。双方にメリットがある理想的なwin-winの関係だ。
そこに二人の監視も加わり一石三鳥。実に理に叶っている。
秋葉「・・・まあいいでしょう。手がかりが必要なのも事実ですから。今日のところは任せましたよ、兄さん」
志貴「わかってくれたか。あるがとう秋葉」
少し不満げな顔をしていたが、どうやら納得してくれたらしい。踵を返して部屋を後にする秋葉。
すれ違いざま両儀さんに何か言っていたようだが、何を言っているのか聞こえなかった。
しかしこれで大手を振って外に出ることができる。
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