過去ログ - 白米「俺達は汚れてない」
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28: ◆bR/Hsa44HA
2012/01/18(水) 20:46:22.89 ID:UDyz45So0

大地が大きく振動する。

「っ―!」

余震だった、人間で言うと地下20階分に相当する『要塞』は地震のエネルギーをダイレクトに受ける。
人間の建造物のように、頑丈だったら屁でもないのだが、土でできている『要塞』にとっては、壁が崩れるなどの危険を含んでいる。
最低崩落してもおかしくない。

「また、揺れたね」

女米が揺れにつられ、目を覚ましたようだ。
まだ寝足りないのか、目じりをこすり、あくびをして伸びてみせていた。

「まだ眠いか」

「えっ、ううん。そんなことは……ふわぁ…っ」

説得力が皆無だった。
まだそれほど眠くなかった白米は、女米にもう少し寝てるように促すと、扉を開けて外に出た。

「ふう……」

大きなため息を一つつくと、壁に寄りかかって上を見上げる。
この『要塞』は簡単に言うと『V』の形をしている。
下に行くほど狭くなっていて、現在は掘り進められていないらしい。
白米たちの位置するところは、ちょうど上のほうで、物資を配っている配給所も、避難口も近い。
避難場所としてはとても申し分ない、素晴らしいところだった。

……寝るか。
それほど眠くはないのだが、眠っておくに越したことは無い。
白米は部屋に戻り、もう一つの簡易ベッドに身を横たえ、眠りについた。


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