過去ログ - 綾乃「好き。」
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153: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:05:49.99 ID:3Ackjly40

「ねえ、綾乃ちゃん。歳納さんの事は、好き?」

「正直・・・分からないわ」

以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/17(火) 02:09:01.33 ID:kemk18QDO
千歳はいいこ


155: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:09:03.72 ID:3Ackjly40

背中に回った千歳の腕に、力が入るのを感じる。

あぁ・・・私は、なんて鈍いのだろう。
こんなに近くに居るのにずっと気付けなかったなんて。
以下略



156: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:09:54.98 ID:3Ackjly40

「ね。綾乃ちゃん。せやから・・・もう少しだけ、このままで居させてや」

私にしがみついた千歳の声は、震えていた。
私も、千歳と同じように彼女を両手で抱擁する。
以下略



157: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:11:20.93 ID:3Ackjly40





以下略



158: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:15:13.90 ID:3Ackjly40

「おーい、京子。そろそろ帰るぞ」

「うーい。あ、じゃあ綾乃と千歳呼んでくるー」

以下略



159: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:16:15.50 ID:3Ackjly40

『ごらく部はしばらく活動を休む』と宣言したのはいつだっただろうか。
理由はもちろん、わたしたち3年生が受験期に入ったためだ。

活動というよりただ集まってだらだら好きに過ごすだけの部活だったけれど、わたしはその時間が好きだった。
以下略



160: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:17:27.87 ID:3Ackjly40

それにしても、あの二人がわたしたちに声を掛けずに教室を出て行くのは珍しい気がした。
よっぽど急いでいたのか、あるいは別の理由があったのか、それは分からないけれど。

そういえば、冬休み中から綾乃から電話はおろかメールすら届かなくなっていた。
以下略



161: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:18:49.70 ID:3Ackjly40

ここはわたしが元気よく声を掛けなきゃ。
暗くなりかけた気持ちを奮い立たせなきゃ。

そんな気持ちで扉の陰から覗き見たわたしの眼前に飛び込んで来たのは、なかなか衝撃的なものだった。
以下略



162: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 02:19:48.06 ID:3Ackjly40

別に、走らなくても良かったのに、というか廊下を走ると怒られるのに。
しかし今、その怒る人は生徒会室に居る。よってわたしは怒られない。
いや、違う。
そこまで考えていたわけじゃなくて、なぜか無性に走りたくなったのだと思う。
以下略



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