23: ◆eZUHOxTppE[sage]
2012/01/15(日) 20:33:50.71 ID:bIt6DJVy0
私の予想は外れて、歳納家はいわゆる普通の一軒家という風体だった。
屋根のついた駐車場に主はおらず、おそらく両親のどちらかが使っているのだろう。
面積は少ないながらも、しっかり整地された庭園は芝で覆われて、いくつかの花が彩りを添えていた。
小さい三輪車が片隅に見えたが、歳納京子がずっと小さい頃に使っていたものだろうか。
「綾乃ちゃん、行くで〜。」
ひとりで小さな頃の歳納京子を想像してにやけていた所、千歳の声で我に帰る。
「あ、うん。待ってぇ」
「(何を想像しはったんやろなぁ・・・うふふ)」
いつの間にか皆が玄関に入るところだった。
(今の表情・・・見られちゃった? あぁ、恥ずかしい・・・)
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