過去ログ - 綾乃「好き。」
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63: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:35:20.07 ID:bIt6DJVy0

私も部屋の奥の席につく。
この席は去年まで、松本りせ先輩が座っていた場所だ。
彼女の引退後、生徒会長に就任した私が座る事になったのだけど未だに慣れない、落ち着かない。

以下略



64: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:36:22.01 ID:bIt6DJVy0

「それじゃあ、わたくしはこの書類を先生に提出してきますわ」

「あっ向日葵、私も行くー!」

以下略



65: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:37:16.20 ID:bIt6DJVy0

「あらあら・・・相変わらず二人とも仲が良いんやなぁ」

私と同じくその様子を眺めていた千歳が話しかけてきた。
書類をデスクに置いて、背伸びをしながら私は答える。
以下略



66: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:38:22.72 ID:bIt6DJVy0

私が急に出した大声で1年生たちが驚いた表情でこちらに視線を向ける。
いけない、私としたことが動揺してしまった。

「・・・コホン。ち・と・せ?」
以下略



67: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:39:35.41 ID:bIt6DJVy0

「でも、良かったなぁ。歳納さんと仲良ぅなれて嬉しい、って顔しとるで?」

「え、そ、そう・・・かな?」

以下略



68: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:41:48.70 ID:bIt6DJVy0

ニコニコしている千歳を見ると、私も何となく安心する。
彼女が応援してくれていたら、そのうちホントに、歳納京子に告白できそうな気がしてくるから不思議なものだ。

でも、そもそも何を告白したら良いのかな、と感じる事がある。
以下略



69: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:42:31.96 ID:bIt6DJVy0





以下略



70: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:43:56.52 ID:bIt6DJVy0

「それでね、歳納京子ったら授業中に寝てるのがバレて宿題増やされちゃってね」

「ふんふん」

以下略



71: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:45:31.74 ID:bIt6DJVy0

「あら、それじゃ看病とか」

「うん。でも大丈夫やで〜。おばあちゃんもおるしな〜」

以下略



72: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:48:13.51 ID:bIt6DJVy0

そのうち、見覚えのある一角が見えてくる。
そういえばあの場所で去年、短冊に願い事を書いて括り付けた記憶があった。

「もう、そんな季節なのねぇ」
以下略



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