過去ログ - 澪「16日の誕生日」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:32:59.73 ID:5Cvu8oBHo

そして、ようやく落ち着いた頃。

「ねぇ、みおちゃん。今日いっしょにあそぼうよ」

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:33:39.94 ID:5Cvu8oBHo

その後、私とりっちゃんは二人でささやかなパーティーを開いた。
りっちゃんが持ってきてくれたお菓子と、私の家にあったケーキの残りを食べた。
二人きりの小さな誕生日会だったけれど、すごく楽しかったことを今でも覚えている。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:34:07.82 ID:5Cvu8oBHo

「これって、ゆびわ?」

「そうだよー、おもちゃのだけどね」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:34:33.93 ID:5Cvu8oBHo

そういえば、この時言い忘れていたことがある。
何度も何度も言おうとして、ついつい機会を逃してしまった。

だから、かわりにこの場を借りて一言だけ綴りたいと思う。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:35:02.42 ID:5Cvu8oBHo



それから律は毎年、私の誕生日会を開いてくれた。
小学校、中学校の友達と、高校に入ってからは軽音部のみんなと。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:35:31.82 ID:5Cvu8oBHo

その日が再び「特別」になったのは、高校三年生の時のこと。
年も明けた頃、私たちはいよいよ受験直前にあって、勉強漬けの日々を送っていた。

律は毎晩のように私の家にやって来ては、日を跨ぐまで勉強をしていく。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:36:09.71 ID:5Cvu8oBHo

しかし、律の成績はあまり伸びなかった。
この時期になっても、模試の結果はC判定が精一杯だった。

律はそのこともあってか、どうにも疲れている様子だった。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:36:51.66 ID:5Cvu8oBHo

そんなある日のこと、勉強に身が入らない律との間で、とうとう事件を起こしてしまった。


「おい律」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:37:36.69 ID:5Cvu8oBHo

私は不快感を込めてテーブルを叩く。

「りつ!」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:38:04.81 ID:5Cvu8oBHo

「いや、もうちょっと頑張る」

大きなため息が出る。
本当にそう思っているのか、信用できない。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:38:56.46 ID:5Cvu8oBHo

「こんなこと言うのもなんだけどさ」

苛々の募った私の口はもう止まらない。
律の様子がおかしいという疑問より、律に厳しくしなければという思いが勝った。
以下略



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