過去ログ - 酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった5
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322:れいまぁ ◆9ozEqs2lE0cc[saga]
2012/04/01(日) 01:45:16.33 ID:5ErbohVa0
 祭囃子が聞こえる。
 ドンドンドン。ピーヒャララ。
 そんな擬音をつけたくなる小気味良い音楽が島中を満たしている。
 時刻は6時、夕暮れ時。少年は一冊のノートを汗ばんだ手で握り締め、海の見える堤防に一人座っていた。

 「〜♪」

 祭の音を聞くと自然に過去の思い出が頭の中で錯綜し、あぁ、今年の祭はどんなことが起こるんだろう、と、勝手に気持ちが昂ぶってしまう。これは日本人なら誰しもが持っている感覚なのではないか。

 「……」

 まぁ、頭をひねって過去を振り返ってみるものの、少年には誰かに自慢出来るような思い出なんてものは一つも無かったのだが。


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