6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 13:42:30.73 ID:qDthev5ko
律はにっこり笑ってピンクのボトルを手に取った。
「しゃぼん玉じゃん!なつかしー」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 13:53:03.57 ID:qDthev5ko
「よし、今度は負けないぞ!」
「私だって、もっと大きいの作る!」
周りにはたくさんのしゃぼん玉がすぐに溢れた。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 13:59:02.89 ID:qDthev5ko
「……うん、そうだよ」
「話さないのか?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 14:10:23.86 ID:qDthev5ko
「……うん」
「だから、大好きだって言った」
「ちょっ……澪」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 14:16:14.35 ID:qDthev5ko
「ママ、その時やっとこっち向いたんだ。
ママもりっちゃんが大好きよ、って……」
緊張が解けたのか、律は大きくため息をついた。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 14:26:23.13 ID:qDthev5ko
「わたしに恋人が出来るなんて……ママもおばさんになったわけだ、って寂しそうにまた笑ったんだ、ママ」
そう言い終わらない間に、思わず涙声になってしまった。
それを恥ずかしいなんて思う暇もなかった。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 14:44:51.62 ID:qDthev5ko
「何かあるなとは思ったんだよ。用事あるなら帰り道に話せばいいのに、家帰ってすぐ呼び出すし」
「ごめんな、せっかく今日は部室寄らず帰ったのに」
「いいよ、部室寄らなかった分まだ夕方だし」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 14:52:02.71 ID:qDthev5ko
「だから……まずは受験!私も澪も、帰ったら死ぬ気で勉強!」
「あんまり気合い入れ過ぎて抜け殻になるなよ?」
「気を付ける!」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 15:02:33.14 ID:qDthev5ko
「……私も一緒に大人になる!」
「ゆっくりでいいよ、時間はいっぱいあるんだから」
「……大丈夫、かな」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 15:08:55.35 ID:qDthev5ko
「え?」
「律、見て!」
私が促すと、律もそちらに目をやった。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/01/20(金) 15:29:09.94 ID:qDthev5ko
「……はは、駄菓子食べよっか」
「夕飯食べられなくなるぞ〜?」
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