228:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 0/7[sage]
2012/04/14(土) 00:46:40.92 ID:qXvOulguo
投下します
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage]
2012/04/14(土) 00:47:16.76 ID:4LtcuG460
把握
230:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 1/7[sage]
2012/04/14(土) 00:48:16.15 ID:qXvOulguo
誰それが言うには、人間を創ったのは神だそうです。
ならば私は、神を呪わずには居られません。
幼いころに親に捨てられた私は、その身を穢すこと無しに生きることはできませんでした。私の乳房を揉む男の目は、人間のそれではありませんでした。
231:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 2/7[sage]
2012/04/14(土) 00:49:23.74 ID:qXvOulguo
前日の彼との契約のあと、私は彼の自宅へ招待されました。
彼に手を引かれるがままに山道を歩くと、石レンガ造りの大きな屋敷が見えてきます。
ツタの絡みついた鉄の門をくぐり、玄関へ足を踏み入れると、調度品や装飾品のほとんどない殺風景な廊下がありました。
その廊下の奥の部屋に私は入れられました。
232:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 3/7[sage]
2012/04/14(土) 00:50:09.77 ID:qXvOulguo
今日も彼は私の血を求めて部屋にやってきました。
*
今日も彼は私の血を求めて部屋にやってきました。
233:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 4/7[sage]
2012/04/14(土) 00:51:04.03 ID:qXvOulguo
耐えられなくなってきた。
今思うと彼の使った小刀は日に日に汚れていった。
恐らく使用後に洗浄していないのだろう。
それで傷口から何か入ったのだろう。
私は部屋から出た。彼に会いたかった。彼に見つめられたかった。
234:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 5/7[sage]
2012/04/14(土) 00:51:46.89 ID:qXvOulguo
私は目の前が真っ暗になった。
目の前の凄惨な光景のせいではない。
彼の超越した野望のせいでもない。
彼は、私を見てなどいなかった。
235:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 5/7[sage]
2012/04/14(土) 00:53:00.87 ID:qXvOulguo
私は今、床に這いながらこれを書いています。
彼に拾われた日から書き続けているこの日記ですが、
恐らく今日で最後になるでしょう。
私はやっと見つけました。
236:私を見つめる眼 (お題:乳揉み) 7/7[sage]
2012/04/14(土) 00:53:37.14 ID:qXvOulguo
私は母の日記帳を閉じた。
終
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/04/15(日) 06:21:28.54 ID:AR9lmy55o
文章は読みやすいと思う
けど中盤以降は展開が唐突で、読み手が想像していた世界観とは噛み合わなかったように感じる
そのせいで謎が謎のままで終わってしまい釈然としない部分も残った
でもお題の「乳揉み」から赤子と下賎な男の二つの手を連想した所まではすごく良かったと思います
ただその二つの対比をもっと強調してテーマを明確にしないと、読み手には何も伝わらないのではないかなとも思った
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/04/15(日) 16:59:22.50 ID:LYPKir71o
おだいください
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