過去ログ - 黒子「じゃっじめんと、ですの」
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102:「ゆきやこんこですの」[saga]
2012/02/08(水) 00:39:24.29 ID:6EcgP82do
 
 一面の銀世界。
 黒子は魅入られたように輝く雪面を見つめている。

 雪やこんこ、ですの

 何処までも真っ白な世界。

 ♪〜

 まだ寝ている美琴を起こさないように、小さくハミングする黒子。

 ♪犬は喜び 庭駆け回り

「うおおっ! この程度の雪で俺の根性は止められんっ!」

 突然響いた大声の主へと、黒子は目を向ける。
 そこには、巨大なクワを引きずることで大量の雪を集めながら走っている少年が。
 どうも雪かきらしい。

 ……第七位さまが走ってますの

 削板軍覇だった。
 
 それにしても、世界が白い。
 黒子はムズムズしている。
 そこに雪があって。
 誰も踏んでいない雪があって。
 真っ白の真っ平らな地面があって。

 行きますの

 しゅん、とテレポート。


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