21:「おむかえですの」[saga sage]
2012/01/28(土) 18:28:56.30 ID:taakegjCo
「で、ここがどこだかわかってるんだよな?」
黒子はきょろきょろと辺りを見回す。
いつの間に合図したものか、周囲はチンピラ……いや、スキルアウトだらけだ。
「黒子のお姉ちゃんは……」
「フレメア、すまん。ちょっと黙ってろ」
半蔵がフレメアをその場から離れるように連れて行く。浜面は動かない。
「あの子のことは感謝するが、それとこれとは話は別だ。この場所を知られたのはこっちのミスだが、むざむざ教えたままってのも、困るんでな」
連れて行かれるフレメアの視線を向ける黒子。
そして、そのまま浜面をじっと見る。
迷子は届けましたの
「それで済むと……」
「……世話をかけた」
ぬう、と浜面の反対側、出口のほうから巨体が姿を見せる。
「話は聞いた。知り合いが世話になった。礼を言う」
「いいのか、駒場」
「……その気なら、最初から大人数で乗り込んでくる」
よほどの実力者でない限りな、と駒場は続けた。
黒子は駒場を見上げる。そして浜面。いつの間にか戻ってきた半蔵を。
そして、尋ねた。
ロリコン、ですの?
「違えっ!」
思わず叫ぶ浜面。
何か色々なものが台無しになった瞬間だった。
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