過去ログ - 黒子「じゃっじめんと、ですの」
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4:「もっこもこですの」[saga sage]
2012/01/28(土) 18:18:36.56 ID:taakegjCo
 
 行ってまいります

 とっとこ歩き出した黒子に、寮監は再び声をかける。

「あ、いや、待て。白井。いいか、そこで少し待っていろ」

 黒子が素直に待っていると、すぐに寮監が帰ってくる。
 その手には、シックな茶色のマフラー。

「今日は寒くなると天気予報で言っていたからな。これを貸してやろう。ほら、こっちに来い」

 黒子を引き寄せると、その首にマフラーをしゅるしゅると巻く。

「どうだ? 白井」

 もっこもこでぬっくぬく、ですの

「それは良かった。温かくして行ったほうがいいからな」

 行ってまいります

「あまり遅くならないようにな」

 はい、ですの

 寮を出たところで時計を見た黒子は、集合時間にやや遅れていることに気付く。
 仕方がないのでテレポート。
 何度目かのテレポートの結果、着いたところは黒子の所属するジャッジメント支部。
 かちゃりと戸を開けると、既にそこには固法先輩と初春の姿が。何故か佐天も。

 ごめんなさい
 遅れましたの

「ああ、白井さん、大丈夫。時間通りよ」

 固法が言い、初春が目を輝かせる。

「白井さん、随分温そうな格好ですね」



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