過去ログ - 黒子「じゃっじめんと、ですの」
1- 20
3:「もっこもこですの」[saga sage]
2012/01/28(土) 18:18:07.56 ID:taakegjCo
 
 黒子は言われたとおりに歩き出す。
 足を前に、というよりも、重心移動でえっちらおっちら、と。
 左右に揺れながら、えっちらおっちら。

「うん。歩けるわね。走るのは難しいけれど、テレポートできるからその辺りは大丈夫よね」

 黒子は頷いた。

 行ってまいります

「はい、いってらっしゃい。気をつけてね。なんかあったらすぐ連絡するのよ」

 黒子は立ち止まると首を振る。

 お姉さまは、ジャッジメントではありませんの
 ですから危ないことに近づいてはなりません

「何言ってんのよ。私はジャッジメントの手伝いなんてしないわよ」

 首を傾げる黒子に、美琴は続ける。

「私は、大事な可愛い後輩を助けに行くの。後輩を助けるのが先輩の努めでしょう?」

 てれてれ

「ほらほら、そんなところで照れてないで、早く行かないと、固法さんに怒られるわよ」

 今度こそ、行ってまいりますの

「はい、いってらっしゃい」

 もっこもこになった黒子は、寮を出ようと歩き出す。
 部屋を出て、玄関まで辿り着いたところで、

「どうした、白井、外出か?」

 寮監が玄関口に立っていた。
 どうやら、生徒の出入りを見守っている様子。

 じゃっじめんと、ですの

「そうか、この寒いのにご苦労だな。よし、行ってこい」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
843Res/472.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice