過去ログ - 【Fate】「ジャンヌ、俺の命を預ける」ジャンヌ「ソウトの命、私が守り抜きます」
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3:マルさん ◆kAxzoB0n6A
2012/01/29(日) 18:27:59.18 ID:hTksK0pP0
家に帰ってみると、ロンドンで魔術修行をしている友人から求めていたものが届いていた

正方形の十センチ程度の金色の装飾がしてある箱に灰が詰められていた

それに加え手紙が一つ

「悪い、鞘は見つからなかった。この聖遺物を良かったら代用品に」

とだけ書いてあった

俺は『聖遺物』が欲しかったのだが、特にアーサー王の聖遺物だった『鞘』が欲しかった

あの有名な聖剣エクスカリバーを持つアーサー王ならば、どんなサーヴァントと敵対しても負ける気もしないし、どんなサーヴァントにも後れを取らないだろう

が、その求めていたものが送られてこなかった

詳しい事を軽く調べてみた結果、冬木市とよばれる場所で行われた第四次聖杯戦争でアインツベルンが鞘を発掘、そして婿に迎え入れた魔術師が聖杯戦争に参加しアーサー王を召喚

その後鞘は消失、行方が完全に分からなくなった

なら、ランスロットとかガウェインとかローランとかの聖剣持ちの有名どころを送って欲しいところだが・・・・・・

送られてきたのは、箱に詰められた灰

箱には魔術はかけられてなく、盗難や紛失などにあったら聖遺物無しで召喚してることになっていた

さらにこの灰が何の聖遺物なのかも手紙には記載されていない

友人が何も考えていなかったことがわかる瞬間だった

とりあえず俺は六畳半の和室の畳に魔方陣を描き、聖遺物を仏壇に置いて準備を整えた

だが、そんな違和感以上に俺は今ドキドキしている

どんな姿のサーヴァントが出てくるのか、どのクラスか、と言うより誰が出てくるのかすら分からないからだ

俺は和室に魔方陣を書き、窓を閉めた

これから召喚の儀式を行う、そう思うと不安と緊張で押しつぶされそうだった


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