945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/18(金) 23:36:37.31 ID:yfasADApo
妹が僕の援護に元気づけられたのかどうかはわからない。でも、ブラコンと決め付けられて一瞬黙りこくってしまった彼女は再び副会長に向かって果敢に反撃した。
「とにかく、先輩が生徒会に出ないことと、先輩がお姉ちゃんに振られたこと、それに」
そこで妹はちょっと言いよどんだ。
「・・・・・・それとあたしと先輩の仲がいいことを一緒にしないでください。もし先輩とあたしが恋人のように見えるとしたら、それは先輩じゃなくてあたしのせいですから」
それはどういう意味なんだ? 僕は再び混乱した。
「そんなことを言ってると、それこそ副会長先輩があたしに嫉妬してるようにしか見えないですよ」
妹は顔を赤くしたけど、きっぱりと最後まで言いたいことを話し続けたのだった。
「もういい。あたしはこれからはあんたのことには関らないから」
副会長はもう妹とは目を合わせず、僕に向かって捨て台詞のような言葉を吐き捨てて去って行ったのだった。
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