過去ログ - 妹「悪魔を召喚して、お兄さまと恋人になるわ!」
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144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/03/07(水) 19:15:31.76 ID:myLt3n4DO
放たれたバフォメットの魔力は一陣の風となり、廊下を疾駆する。
それは幾重もの大気を身に纏い、鋼よりも硬い無慈悲なギロチンとなって、立ちふさがる敵を断罪するバフォメットの究極の魔術。

……だった。

妹「てい!」

ハエを払うかのように妹が手首を横に薙ぎ払う。

ボフゥゥン。

バフォメットの究極魔術はたやすく砕かれ、形を失い、そよ風となって消えた。

バフォ「……はい?」

バフォメットは、あんぐりと口を開けたまま固まる。
そこに響く妹の声。

妹「さて、ちゃっちゃっと済ませましょうか」

そう言って妹は廊下を蹴って跳躍。
空中で身をひねり、今度は天井を蹴り飛ばして加速。
空中で正三角形を描く軌道を描き、妹はバフォメットの背後に降り立った。
この間、わずか一秒足らず。

バフォ「え、え?」

妹「切りにくいから寝転がして、と」

妹の足払いが炸裂。
すっ転ぶバフォメット。

バフォ「ぐえっ!?」

妹「アスモちゃん、この子の足を押さえてて」

アスモ「う、うむ」

妹はアスモデウスに指示を出しながら、自身はバフォメットの上にマウントを取って身動きを封じる。
ここにきてバフォメットの頭は状況を理解した。

バフォ「や、やめて! やめてぇぇっ!!」

泣き叫ぶバフォメット。

妹「大丈夫、女の子はいいわよー」

バフォ「お願い! 許してぇぇっ!!」

アスモ「……すまん」

バフォ「堪忍してえぇぇぇーっ!!」

妹「一気に切るのと、ゆっくり切るの、どっちがいい?」

バフォ「どっちもイヤァァーッ!!」

妹のハサミがバフォメットの股間に近づいてくる。
しかし、それを跳ね除ける力はバフォメットに無く、また頼れる者もいなかった。

バフォ「だ、誰か! 誰か助けてえーっ!!」


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